「少女首狩事件」 題名に騙されてはいけません
どうも。
今日は僕の愛すべきレーベルの『アルバトロス』からの紹介です。
コレです。
「少女首狩事件」・・・なんてステキなタイトルなんでしょう(笑)
しかし!
このタイトルに騙されてはいけません!!
・・・と、言ったところで簡単な内容など・・・
パリの郊外で少女マリーが失踪する。
現場に残されていたのは血まみれの観光パンフレットだけだった。
捜査に乗り出したファビアン刑事とゴメス刑事だったが、マリーの足取りは一向に掴めずにいた。
数日後、首と手のない男女の遺体が発見された。
女性の遺体はマリーと同じブロンドだった。
二人の刑事はマリー失踪と首なし殺人事件を調べていくうちにここ数年でパリ郊外だけでブロンドの少女が10人以上も失踪していることに気が付くのだった・・・
と、言ったところですね。
さて、これだけ読むと「羊達の沈黙」とか「セブン」、「クリムゾンリバー」みたいなサスペンス物を想像されると思いますが・・・
実は違います。
ってか、この映画の描こうとしているのはそういうサスペンスものではなく、二人の刑事のドラマを描きたかったのではないかと思います。
実際、犯人側の描写は殆どなく、しかもこの事件に関する捜査とかそういう描写もあまりありません。
描き出されるのは、二人の刑事の苦悩とか生活上の問題であり、殆どの時間がその描写に費やされています。
で、題名のような物語(猟奇殺人捜査物)を期待して見られると大変残念な感想を持つと思います。
が、題名に関係なく見てみると、人物の描写が深く描かれていて、これがとてもよい感じになっていることに気が付くと思います。
まぁ、主人公に何かしら感じるものがないと駄目ですけどね。
サスペンスではなく、刑事の苦悩というドラマだと思ってみると、結構印象が変わってくると思うんですけどね。
興味がわいた方是非見てみてください。
ラスト、「セブン」に通じるものが僕はあると思ったんですけど・・・
(犯人のわかり方とかですけどね)