「シュリ」 韓流映画、流行の立役者 | Cinema Cafe

「シュリ」 韓流映画、流行の立役者

どうも。
ここ最近ちょっとサボり気味でした。

今日はトラバステーションのお題に反応です。





タイトル: シュリ

「シュリ」です。
僕がと言うものをはじめて見たのがこの作品でした。
今でこそ”韓流”などと普通に言われていますがこの映画の公開当時はまだそんなに韓国映画はメジャーではなかったと思います。

簡単な内容は・・・

北朝鮮の特殊工作員イ・バンヒを追う韓国の情報部員ユ・ジョンウォン。
おりしも韓国ではサッカーワールドカップに向けて南北朝鮮統一チームが組まれてスタジアムで交流試合が行われることになり連日ニュースを賑わせていた。
そんな時、高性能な液体爆薬、CTXが強奪される。
ジョンウォンは北朝鮮の特殊工作部隊、第8工作隊が関与していることを突き止め、そのメンバーにバンヒがいることを確認した。

第8工作隊の隊長、パク・ムヨンの目的は交流試合で沸くスタジアムでの要人暗殺だった・・・

と、言ったところですね。

韓国映画の戦争物に共通して言えることは、その根本にあるのは”南北分断”であると思います。

この映画も「南北統一」が根底に流れています。
冒頭、人非道な訓練の描写があるんですけど、見ていていたたまれなくなってしまいます。
そんなシーンがあるから凄腕の工作員「イ・バンヒ」のキャラクターが立ってくるんですけどね。

この作品のもう一つのテーマが「悲恋」なんですけど、その根底にも南北間の問題が絡んできます。

人の感情に国境はないんですけど、大きな力の前には無力なのかも知れません。

「韓国」と言う国を知りたいなら一度は見ておいても良いと思います。
この後に続く「カル」「JSA」で韓国映画はわが国で一ジャンルとして確立していくわけですけど・・・続きはまたいつか書こうと思います。

一つ付け加えると「シュリ」は良質なアクション映画としても楽しめます。
難しく考えずにアクションとして見てみてはどうでしょうか?