「ブレード/刀」 凄まじい剣戟映画
どうも。
今日はツイ・ハーク監督がハリウッドに行く前に撮った美しいまでの剣戟映画、「ブレード/刀」です。
・・・初めてDVDのパッケージ見ましたけどかっこいいですね(笑)
この映画、題名が似ている「ブレイド」と勘違いしそうですけど、中身は全然違います(当たり前か)。
僕はそっちの「ブレイド」よりも、今日紹介する「ブレード/刀」のほうが好きです。
何といってもストーリーが良いし、アクションシーンも段違いに迫力があります!
内容は・・・
父親を全身刺青の男に殺された刀鍛冶の若者が苦しい修行の末、復讐をする。
まぁとっても簡単な説明ですけどそれだけです(笑)
といっても、もちろんそれだけではなく、この若者、敵を探しているうちに自分を追ってきた鍛冶屋の師匠の娘を助けるために右腕を失ってしまうんですよ。
それでも若者は父親の形見の折れた刀を使って物凄い修行をする・・・
いや、本当にこの修行が凄いんですよ。
それとラストの剣戟シーン!
そこらのハリウッドのアクション映画よりもかっこいいです。
流れるような剣戟とでも言いましょうか。
これこそチャンバラ!!見たいな感じです。
アクション好きな方、是非見てください。
「日本製少年」 やりきれないリアルな少年の話
一応アクションとしましたが・・・
違いますね。
知っている方、結構な映画通だと思います。
監督はあの「富江」の及川中さんです。
自分の親を殺そうとした少年と心臓にペースメーカーを埋め込んだ少女。
偶然手に入れたピストル・・・
その画面内には「その時」の若者の姿があります。
若者の終わりに近づいた方、これから若者になろうという方。
是非見てください。
願わくばこのような若者を生まないような世の中になりますように・・・
いや!そんな世の中にしないように僕達大人がしっかりしないといけないんですけどね。
余談ですけどヒロインの嶋田加織ちゃん。可愛いです。
「ワイルドバンチ」 西部、最後のアウトロー達
今日はいい天気ですね。
でも今日は夜勤なので簡単に・・・
サム・ペキンパー監督のウエスタン(?)です。
ってか、ウエスタンではないかもしれませんが・・・
西部開拓期末期、流れ流れたアウトロー達の最後の足掻きを描いています。
やっぱりラストの大銃撃シーンは迫力があります。
まだ見ていない方、見てみてください。
「レッドアフガン」 一台の戦車とそれを追う人だけでこんなにも素晴らしいものになるとは。
知り合いに勧められて見ましたが、こんなにいい映画だとは思いませんでした。
タイトルにもあるとおり出てくるのは戦車一台とそれを追う人たちだけです。
たったこれだけで戦争の狂気、暴力の恐怖を良く出していると思います。
内容は・・・
ソビエトのアフガニスタン侵攻。
その戦争のさなか、ある戦車小隊がアフガニスタン人の村を蹂躙し、その中の一台が退却時はぐれてしまう。
行けども行けども砂漠が広がる大地で、徐々に人間性を失い、狂気に駆られていく戦車隊長。その隊長と激しく対立する隊員のコペチェンコ。
やがて隊長が仲間のアフガン人の隊員を勝手な決め付けで射殺した時、コペチェンコは隊長に歯向かった事から砂漠に置き去りにされる。
が、そのコペチェンコを助けたのは蹂躙した村のアフガンゲリラ達だった。
と、こんなところです。
この映画は最初にも言いましたが、この戦車(ソ連製T-62??ですかね?)と、それを追うアフガンゲリラ達しか出てきません。
まぁ、最後の方にちょろっと出てきますが・・・
この、追う過程で徐々に常識を逸していく人の脆さというか、狂気が描かれています。
一応戦争物の形態はとっていますが、そういう物を超えた男対男の骨太な作品です。
映像も素晴らしく、音楽も凝っていて時間が経つのも忘れてしまうほどです。
なぜこんなにいい映画が劇場未公開なのか理解できません。大スクリーンで見たらもっといい感じなんでしょうねぇ。
ともかくこの作品、一人でも多くの人に見ていただきたいです。
戦争の持つ悲惨さ、狂気など、多くのものを訴えてくる作品だと思います。
「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」・・・?
一応SFとしています。
知っている人・・・まぁ結構いるでしょう。
韓国のインディペンデント映画だそうです。
内容は・・
テハンノで男の性欲がわかるサングラスをしていて売春をしていた女子高生が、愛する教師に陥れられ殺されてバラバラにされてしまう。
が、謎の組織に改造(?)され、「殺人マシーン」として復活。
任務遂行中の事故でわずかに過去の記憶を取り戻し、自分を殺した者達に復讐を開始する。
と、言うようなものです。
まぁインディペンデント作品ですから(日本で言うところの自主制作でしょうか?)特撮など、チャチですが中々楽しめます。
教師と『秘密の場所』に向かう映像ときたら・・・(笑)
妙な音楽にあわせて今でも頭から離れません。
ラストの方は外国の映画のパクリになってしまっていますがそれもご愛嬌でしょう。
気になる方は結構ビデオ屋にあると思うので探してみてください。
さて、今回で韓国映画特集は一旦終わりです。
次からはまたお勧めな作品をご紹介します。
「ブレイン・ドライブ」 トラバ・ステーションに反応。
皆さんどうも。
トラバ・ステーションのお題が「インディーズ」の事だったので今日は映画ではなく僕の聞いている音楽の話などしてみようかと。
- アーティスト: BRAIN DRIVE, 水田隼渡
- タイトル: GOD ANGLE
そう!多分あまり知られていない「ブレイン・ドライブ」が僕は大好きなんですよ。
最初に買ったのが「完全驚異」
- アーティスト: ブレイン・ドライヴ
- タイトル: 完全驚異
なんですけど、これからはまってしまいまして・・。
デビュー当時は水田隼人さんともう一人(名前わからないっす HYONDAさん)のユニットだったんですけど、2枚目のフルアルバムの後、しばらく水田さんがソロで活動。
で、今度は水田隼渡と改名して水田さん一人のユニット(?)「ブレインドライブ」として活動されています。
何が良いって、乗りのいい音楽と深い広がりを持つ荘厳な音楽とが一枚のアルバムで聞けてしまうんですよね。
僕が特に好きなのは「realize」なんですけどね。
- アーティスト: ブレイン・ドライヴ
- タイトル: realize
テクノとかデジタルロックとか色々と言い方はあると思いますが、そのあたりの音楽が好きな方ならきっと気に入ると思います。
再デビューの際、インディーズになってしまったみたいですけど外資系のミュージックストアなら結構取り扱っているようなので気になる方、是非聞いてみてくださいませ。
公式サイト → 「braindrive.info」
「ユリョン」 日韓の溝は深いのか?・・・
皆さんどうも。今晩は映画見ていたので簡単に。
「ユリョン」。見た方いますでしょうか?あまりいないかな?
時期的には「カル」の次あたりになります。
内容は
日米合同演習中に訓練と現実の区別がつかなくなった潜水艦の艦長を殺害した副長が、軍事裁判で死刑判決を受けその刑が執行される。
が、その副長は目が覚めると南海の核兵器基地のベッドで眠っていた。
副長はその基地では記録上は死んだことにされていた。
そこには同じように記録上は死んだ事にされている兵士がいて、みな番号で呼ばれていた。 副長も番号で呼ばれることになり、そこでロシアから秘密裏に入手されていた原潜<ユリョン(幽霊)>に乗り込み作戦名『ユリョン(幽霊)』の命を受け、日本領海内に出向するのだった・・・
果たして作戦名『ユリョン』とは何なのか?そしてこの潜水艦の真の目的は何なのだろうか・・・
と言ったところです。
僕的には登場人物たちのキャラクターがイマイチはっきりしないのでみんな同じ人に思えてしまいあまり印象が残ってはいないのですが・・・
失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、この国はこんな事をしようとしているのかなぁと、見た当時は思ってしまいました(詳しくは明かせませんけどね)。
まぁ今となっては「シルミド」の例もありますからあながち空想だけではないような気がしますけどね(汗)。
気になる方、潜水艦物が好きな方は見てみてください。
それと、話は変わりますけど昨日からアメブロ、リニュして色々と出来るようになりましたね。
とりあえずページのトップにAmazonのリンクが貼れるみたいなのでお勧めの作品を気が向いたら貼ろうと思います。良かったら行ってみてくださいね。
遅ればせながら・・・
まぁ僕のところには全然影響ないんですけどね。
それよりももっと誰も知らないような映画なんだけど、きらりと光るような映画を探さないとなぁ。
そそ、韓国映画特集の記事は明日くらいに書きます。
著者: 福井 晴敏
タイトル: 終戦のローレライ 上
著者: 福井 晴敏
タイトル: 終戦のローレライ 下
昨日注文してしまいました。
文庫よりもハードカバーの方が好きなんですよねぇ。
「ブラザーフッド」 韓流映画、その深い歴史
タイトル: ブラザーフッド プレミアム・エディション
さて、今日からしばらく韓国映画の事を書きたいと思います。
と、言っても僕が書くこのページですから今流行っている甘い恋愛物ではなくちょっと前の戦争物がメインです。(笑)
その最初を飾るのが「ブラザーフッド」です。
まずは簡単な内容から。
1950年。朝鮮戦争が勃発。それまで大事な弟ジンソクを大学に行かせたいが為に必死に働いてきたジンテは叔父の家に疎開しようとしていた途中でジンソクと共に徴兵されてしまう。
愛する弟を除隊させるには勲章をもらうしかないと上官に言われ無謀な任務に就くジンテ。
自分の為に命を投げ出して武勲を挙げていくジンテを見て、次第に兄と距離を感じていくジンソク。
やがて「戦争の力」は二人に、そしてこの国に運命的な結末を与えるのだった・・・
ってな感じですかね。
はじめに言います、この映画、戦争映画です。
チャン・ドンゴンとウォンビンが出ていますけど、全然甘くない戦争映画です。
なんでこの映画がR-15にならないのか疑問は感じますが、残酷なまでに「人の死」が描写されています。
「プライベートライアン」の冒頭もそうでしたが、もともと戦争とは残酷で冷酷なものだというのを監督は言いたかったのではないかと思います。
が、これは映画でもあります。
と言うのも、チャン・ドンゴンには弾は当たらないし、撃てば敵の額を確実に打ち抜くからです。
まぁそのあたりは仕方がないので目を瞑りましょう(笑)。
この映画、戦争によって引き裂かれる兄弟の話になっていますが、それだけではなく、朝鮮戦争中に行われた「アカ狩り」とか、そういったものの描写もあります。
戦争の持つ狂気の力、異常な世の中と言うものがわかると思います。
昔の映画の言葉に「1人殺せば殺人だが、戦争で100人殺せば英雄だ」と言う言葉がありました。この言葉に潜む狂気を感じてくれればいいなぁと思います。
朝鮮半島に限らず、戦争の火種とされている地域はまだまだ世界中にあります。
一刻も早くこの地球上から戦争がなくなってほしいものですね。
戦争は愚かな行為であるとこの映画を見て感じてほしいし、また人を愛する純粋な力、思いと言うものも同時に感じ取ってほしいです。
しかし、結構残酷描写が出てくるのでその手の映像が駄目な方は止めた方が良いかもしれません。
が、裏を返せばその残酷な描写も戦争の一部なのだと言うことも理解してほしいと思うんですが・・・。