カンヌ映画祭でアノ監督の名前をハケーン
だってカンヌ映画祭の監督賞にミヒャエル・ハネケの名前が!
まさかこんなところで名前を見るとは思いもよらなかったです(失礼!)
でも作品の内容を読む限り特異な作品らしいですが・・・
日本での公開を期待しましょう。
「CACHE」と言う作品です。
ハネケ監督の作品
タイトル: ピアニスト
これもカンヌで賞獲ってるのね・・・
「リバース」 人は過去を変えられるのか?
どうも。
今日は結構B級映画の中では拾い物です。
その筋の人たちには好評なようです。
僕自身は・・・・
でも、未だに印象が残っているので多分良い作品なのでしょう。
内容は・・・
女刑事カレンはテキサスの砂漠の真ん中で車が故障して途方にくれていた。
そんな時通りかかったフランクとレアンヌの夫婦の車に乗せてもらうがレアンヌが浮気をしていることを知ってフランクが突如錯乱し、レアンヌを殺害、カレンをも殺そうとする。
逃げ出したカレンが逃げ込んだところは時間を逆行する実験が行われていた。
その実験に巻き込まれるカレン。気がついたとき、カレンは20分前に来ていた。
ちょうど、フランク達の車に乗る前の時間に・・・。
と言ったところです。
この20分と言う時間を幾度となく行き来して、カレンは殺人を止めようとするのですが・・・
確かに映像的にはあまりぱっとしません。
ですが、それを補って余りあるシナリオの出来でしょう。
欲を言えばもう少しまとめた方が良かったのではないかと思うんですけどね。
でもラストは僕は好きです。
そのラストシーンは皆さんの目で確かめてくださいね。
見て損はしないと思いますよ。
「ファニーゲーム」 多分見た人誰しもが監督の意図するところに落ち着くかと・・・
一応サスペンスとしましたがこれは一種、ホラーと言えるかも・・・
結構あちこちで有名なので知っている方、多いと思います。
内容は・・・
ある一家が避暑の為に別荘地にやってくる。
着いたそうそう二人の男が「卵をわけて下さい」と尋ねてくる。
これが、ファニーゲーム=楽しいゲームの始まりだった・・・
と、こんな内容です。
この映画、ある意味監督の意図したところに観客を導くことに成功した凄い作品なのかもしれません。
多分見た人の殆どが同じ気持ちになるでしょう(好き嫌いは別にして)。
その気持ちとは、『不快』この一言です。
映画を見てこんなに不快な気分になったのは初めてです。
が、多分これは監督の意図したもの、表現しようとしていたものなのでしょう。
とかく映画は見た人によって感想など色々と変わるものですがこの作品に限っていえば一つの感想しか沸いてこないのではないかと思います。
「いや、俺はそんなみんなと一緒の感想は抱かない!」と豪語する方、是非見てみてください。そして感想を教えてください。
興味のある方、見てみてください。
・・・・お勧めはしませんけどね(笑)。
「ビロウ」 潜水艦+ホラー・・・は、成功したのか?
今日は潜水艦映画。「ビロウ」です。
なんだか「ビロウ@映画生活」 では散々書かれていますが・・・
簡単な内容は・・・
第二次大戦中、大西洋を一路帰還の航海をしていた米潜水艦タイガーシャーク号に「撃沈された英国籍病院船の救助にあたれ」の指令が飛び込んできた。
撃沈された海域に着き、救助したのは3人の生存者だったが、そのうちの一人は潜水艦に乗せると災いをもたらすと言われている女性だった。
救助後、最寄の基地まで向かい始めたタイガーシャーク号だったが、突如現れたドイツ軍駆逐艦をやり過す為、無音航行を始める。
が、その時、突如としてベニー・グッドマンのレコードが大音量で鳴り始め爆雷攻撃を受けてしまい大打撃を被ってしまう。
しかもレコードをかけた犯人はわからずじまいだった。
その時乗員の頭に浮かんだのは救助した女性、クレア・ページのことだった・・・
と、いったところでしょうか。
潜水艦映画にホラー要素を取り入れたと言う、珍しい作品です。
僕は結構好きなんですけども・・・
中途半端という意見の人が大半みたいですね。
確かにそうですけど、決してつまらない映画ではないと思います。
潜水艦と言う閉塞された空間と見えない恐怖との融合・・・
まぁもう少しどちらも掘り下げればもっと面白くなったと思うんですけどね。
ホラーにするならもう少し潜水艦内で起こる事柄を増やすとかいっそホラーとかではなく最後までサスペンス仕立てにして謎が謎を呼ぶみたいな感じにすれば楽しめたと思うんですけど・・・
しかしラスト、名前を呼び合い、お互いを認め合ったシーンが僕は好きです。
ホラーと言うよりサスペンスのジャンルだと思って見ると結構楽しめると思います。
興味のある方、見てください。
「少女首狩事件」 題名に騙されてはいけません
どうも。
今日は僕の愛すべきレーベルの『アルバトロス』からの紹介です。
コレです。
「少女首狩事件」・・・なんてステキなタイトルなんでしょう(笑)
しかし!
このタイトルに騙されてはいけません!!
・・・と、言ったところで簡単な内容など・・・
パリの郊外で少女マリーが失踪する。
現場に残されていたのは血まみれの観光パンフレットだけだった。
捜査に乗り出したファビアン刑事とゴメス刑事だったが、マリーの足取りは一向に掴めずにいた。
数日後、首と手のない男女の遺体が発見された。
女性の遺体はマリーと同じブロンドだった。
二人の刑事はマリー失踪と首なし殺人事件を調べていくうちにここ数年でパリ郊外だけでブロンドの少女が10人以上も失踪していることに気が付くのだった・・・
と、言ったところですね。
さて、これだけ読むと「羊達の沈黙」とか「セブン」、「クリムゾンリバー」みたいなサスペンス物を想像されると思いますが・・・
実は違います。
ってか、この映画の描こうとしているのはそういうサスペンスものではなく、二人の刑事のドラマを描きたかったのではないかと思います。
実際、犯人側の描写は殆どなく、しかもこの事件に関する捜査とかそういう描写もあまりありません。
描き出されるのは、二人の刑事の苦悩とか生活上の問題であり、殆どの時間がその描写に費やされています。
で、題名のような物語(猟奇殺人捜査物)を期待して見られると大変残念な感想を持つと思います。
が、題名に関係なく見てみると、人物の描写が深く描かれていて、これがとてもよい感じになっていることに気が付くと思います。
まぁ、主人公に何かしら感じるものがないと駄目ですけどね。
サスペンスではなく、刑事の苦悩というドラマだと思ってみると、結構印象が変わってくると思うんですけどね。
興味がわいた方是非見てみてください。
ラスト、「セブン」に通じるものが僕はあると思ったんですけど・・・
(犯人のわかり方とかですけどね)
「IZO 以蔵」 殺戮の果てにたどり着いたところは・・・
今日は邦画です。
「デッドオアアライブ」シリーズなどで有名な三池崇史監督作品です。
- タイトル: DEAD OR ALIVE FINAL
- 2の逃亡者だけ画像がないのが残念です。
で、そんな監督の作品、「IZO」です。
はっきり言いますと、見る人を選ぶ映画だとは思います。
内容は・・・
幕末の世、”人斬り以蔵”として恐れられた岡田以蔵が処刑された。
が、その魂は現代に転生し、相変わらずの殺戮=人斬りを続けていく。
時間と空間を超越し、次々と人々を殺戮していく以蔵。
時に生前切り捨てた人々から恨み言を言われ、時に見も知らぬ人々から「なぜ斬るのを辞めぬ」と問われながら。
目指すは全ての空間を掌握している貴族院。
人を切り、傷つけ、自信も傷つきながら以蔵のたどり着いた場所とは・・・
なんて映画です。
が、この作品に物語の流れは関係ないです。
モザイクの様に並べられたシーンとシーンが続き、その意味は観客である僕達が好きに解釈する。
ですからかっこいいアクション映画を期待して見た方は・・・。
ですが、よくよく見てみると登場人物の一人一人にメッセージが持たせてあり、色々と考えると面白いのではないかと思います。
以蔵=「今の世の中」として見ると中々面白い解釈が出来るのではないかと思います。
その、自身でも気が付かない心情=本当の世論みたいな意味を持っているのが友川かずきさんの歌だとして。
以蔵の前に立ちふさがるのがその時々の権力者や世論、風潮なのではないかと・・・。
そんな難しいことは気にしないで単純なアクションとして見ると・・・ちょっと厳しいですが僕は好きです。
以蔵役の中山一也さんが斬って斬って斬りまくる!
このあたりはさすが三池監督といったところでしょうか。
それに出演している人たちも物凄く豪華です。
僅か1シーンだけとかの人でも有名な人が沢山出ています。
色々と考えるのが好きな方、残酷な描写が続きますが一度見てみてください。
きっと気に入ると思います。
最後にこんなセリフが心に残っています。
「意味のない所に、意味を探しに行くんだよ」
・・・まさにこの世界の事だと思ったのは僕だけでしょうか・・・
「シュウシュウの季節」 儚い少女の物語
どうも。
今日は某巨大掲示板でちょっと話題になっていて気になった作品を紹介します。
・・・僕らしくもない作品と思われる方、沢山いると思いますが・・・
なぜ僕がこの作品を見たかといいますと「後味の悪い映画」と言うことで紹介されていたからです。
が、僕はこの作品。確かに後味が悪いことは悪いんですが許される悪さだと思います。
要するに物語の流れに必然性が感じられるのです。
内容は・・・
「文化大革命」の末期。中国では都会の子供達を田舎に送り労働を学ばせる下放政策が存在した。
成都に住む文秀(=あだ名がシュウシュウ 秀秀)はこの政策に選ばれ、同級生達と共に親元を離れ辺境の地に旅立っていく。
一年後、持ち前の気丈さと真面目さでシュウシュウは一人、「本部」がある町を離れて放牧を習いにチベット人の老金(=ラオジン)のところに行くことになる。
が、一人、町を離れたことによりシュウシュウの運命は坂をゆっくりと転がるように・・・
と、言ったところです。
はっきり言うと、今の世界の風潮としては受け入れられない人の方が多いと思います。
主人公二人の無力さなど、今の世の中(の映画の中でも)ならばこのような展開にはならないと思います。
あえて詳しくは書かないですけどもこの時代、東洋の人々はこういう考え方の人の方が多かったと思います。
いつも犠牲になるのは善人と子供達というのは今も昔も変わりないですけどね(汗)
シュウシュウをここまで貶めてしまったのは他ならぬ「大人たち」のせいでしょう。
そして、シュウシュウを救えなかった「無力な大人」は最後・・・。
そのあたりを踏まえながら一度見てみることをお勧めします。
「ガーゴイル」 悲しいまでの愛のカタチ
どうも。
今日はヴィンセント・ギャロです。
ちょっと前にミニシアター系で公開されました。
過去の過ちによって他人と愛し合うこと(=H)をすると、その相手を死に至らしめてしまうほどの暴力的衝動を抑えられなくなってしまう病気に罹ってしまっているキ゜ャロ扮する医師のシェーンは昔の同僚のセムノー医師を探していた。
が、その妻コレはシェーンとの不倫により同じ病に罹っているのだった・・・
フランス映画なのでとても暗いです(汗)
しかし!
ラスト近くからの凄惨なシーンと余韻を残すラストはハリウッド映画にはないものがあると思います。
ラストのシェーンに究極の愛を感じるのではないでしょうか・・・。
原題の「TROUBLE EVERY DAY」=苦悩の日々が全てを物語っています。
「MAY」 悲しい少女の話・・・
ゴールデン・ウィーク始まりましたね。
僕には関係ないんですけどね(どうせ仕事ですよ)
さて、今日はセンチメンタル・ホラーの「MAY」を紹介します。
賛否両論あると思いますが僕はラスト、とっても切なく、ちょっぴり良かったなぁと思いました。
詳しくは書きませんが、あれで観客である僕達と主人公のメイは救われたんじゃないかなぁと思います。
昨今、後味の悪いホラーばかりになっていますがこの映画のラストはちょっぴり救われたような気になります。
気になる方、自分の目で確かめてくださいね。
と、主演のメイ役、アンジェラ・ベティスさんがとっても可愛くて、ラストはとってもかわいそうになってしまうんですけど・・・
彼女の演技なくしてはこの作品は成り立たないでしょう。
そんなベティスさんはこんな作品にも出ています。
・・・アメリカのTV映画の「キャリー」役に抜擢されたり・・・
もしかしてジェミー・リー・カーテイスさんみたいにホラークイーンの道を歩いていたりして・・・
GWはこれを見よ!
みなさんどうも。
いや、今日は(関東は)変な天気でしたね。
雨降ったかと思えば蒸し暑くなって。
これで体調崩さないようにしましょう。
で、トラバ・ステーションのお題が「GWはこれを見よう」と言うことで・・・
劇場なら「コンスタンティン」が見たいなぁと・・・・
って、僕みたいなGW関係ない人はアレなんですけどね。
劇場では「コンスタンティン」を見て、家では「コンフィデンス」
を見ましょう。
詐欺師ジェイクが騙したのは暗黒街を牛耳る大物”キング”の金庫番だった!
そのことから命を狙われるジェイクとその仲間達。
そこでジェイクはキングにある仕事を持ちかけるのだが・・・
と、いう風に詐欺師のお話です。
なぜこれを勧めるかと言うと僕の好きなレイチェル・ワイズさんが出ているからです(笑)
彼女、「ハムナプトラ」で知っている方も多いと思います。
どちらもGW中に見るにはうってつけなので興味があるなら見てみてください。